10月3日のニュースを見て、驚いた。
11月24日に「第180回吹田市民劇場」として、吹田市でコンサートを予定されていた、佐藤しのぶさんの訃報だった。

佐藤しのぶ@700 - 1
中止となっています(涙)
悲しさが増すのに、開催できなかったコンサートのフライヤーを掲載してごめんなさい。
小学低学年まで過ごされた吹田市で定期的にコンサートを開いて、いつも「懐かしい」と言われていたことを偲んで掲載させていただきます。
(佐藤しのぶさんは、会場でのCD/書籍の売上は、全て東日本大震災などの義援金にされている。)




8月初めには宇都宮市でリサイタルを行っておられて、9月24日に、10月以降のコンサートの中止が発表されてから、わずか5日後に亡くなられたとの事。故人の遺志により死因は発表されていない。

ニュースなどでは簡単に東京都生まれとなっているが、実は吹田市〜高槻市育ちで、豊中市の大阪音楽大学付属音楽高等学校を経て、国立音楽大学卒業された、北摂の誇る世界的プリマドンナです。紅白への4度の出場や、インタビューなどでの全く飾り気のないお人柄も含めて、クラシック音楽の普及にも大変貢献された。まだ61歳の若すぎるお別れです(涙)。

たくさんの名歌唱がありますが、私の心の中では、ご自身のプロデュースによる『リメンバー』が一番深く大きく心に残っています。歌い手の方は、みなさん歌に心を込めて歌っておられるでしょうが、広島・長崎のための歌を創って、「私の声のあるうちに」歌いたいという希いは、全く桁違いの壮大な事。
このCD発表の際の記者会見の様子がYouTubeにあったので共有します。
全体は1.5時間と長いですが、子供の頃の体験から温めていた「日本に広島長崎の歌が欲しい」という希い、なかにし礼さんに依頼された理由や、長崎のブリックホールでの反響のエピソードなど、貴重な話が次々と語られています。是非できるだけ多くの方に、お時間のある時に観ていただければと思います。

■手話を付けた歌唱(42:00)の少し前の、長崎でのリサイタルのエピソードから始まるようにします。
最後のピアノ伴奏の歌唱はここから→https://youtu.be/NLaES2Q7UMw?t=4756
記者クラブの記事は→
https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/26455/report/
CD「リメンバー」の曲目は「リメンバー」、「さとうきび畑」
★この記事の最後に、歌詞の引用を入れます。
 
他にもたくさんの動画がYoutubeで見れます。
もう一つだけ余韻まで味わい深い歌唱をシェアして、ご逝去を悼みます。

■ 
アメイジング・グレイス、アヴェ・マリア(約5分の動画)

天から降りてくるような美声が、あくまで自然で心が癒される。
著名な歌手でも時々感じる、気負い・正当派を振りかざすような表現が全くなかった。
お人柄なのだろうな。


【参考記事】
「どんなに小さな曲でも“どうしてこんなに難しいのかしら”と思いながら取り組んでいるのが本当のところ。でも、「神様は持てない荷物は持たせない」と聞いたことがあり、どんなに苦しくてもこれはいつか必ずできるはず、と思いながら焦らず取り組んでいます。苦しみは常に続いていきますが、できなかったことができるようになると、この方法は間違っていなかった、希望が見えてきた、と思えるようになってきます。今世(こんぜ)では、満足の域に達することはないかもしれませんが、探求し続けたいと思います。(佐藤しのぶ)

「歌は心をつなぎ、生きる力を与える 誰もが『愛されている』と伝えたい」
   注目の人 声楽家/佐藤 しのぶさん(生い立ちから抱負まで語るインタビュー)
  
 ・pdf版 

デブと某医のひょっこりぽんぽん山 (blog)
     プログラム紹介を含む、とても詳しいコンサートの様子を書いて下さっていて、
    佐藤しのぶさんが生涯をかけて伝えたかった事のポイントが伝わってきます。
    もちろん「リメンバー」「さとうきび畑」を含み、「アヴェ・マリア」で終わる。
東京都生まれ。その後、大阪府高槻市に転居。音楽とは無縁の一般家庭に育つ。大阪音楽大学付属音楽高等学校、国立音楽大学声楽専攻卒業。声楽を島田和子、中山悌一、田原祥一郎に師事。文化庁オペラ研修所に最年少で入所し首席で修了。文化庁芸術家在外研究員としてイタリアミラノへ留学。「椿姫」でデビューにして主役を演じる。 <中略>

2019年9月29日に死去したことが同年10月3日に発表された。61歳没。死因は本人の意思により公表されていないが、体調不良のため10月以降のコンサートを中止することが9月24日に発表されていた。

 *大阪音楽大学付属音楽高等学校は、大学や短大の拡張に伴って閉校しています。

公式サイト Sato Shinobu Art Garden 

『CDリメンバー』レコチョク(音楽ダウンロードサイト:試聴ができます)
 
【朝日新聞 広島・長崎の記憶】被爆者からのメッセージ
核なき世界へ  被爆国から2014

作詞家 なかにし礼さん・声楽家 佐藤しのぶさん

「リメンバー」
なかにし 礼 作詞, 鈴木 キサブロー 作曲

『 この 地球を 宇宙から ながめたら
美しい 青い星だ
国境は 引かれていない

今も どこかで 戦争は つづいてる
悲しみと 山のような 屍(しかばね)が 折り重なって

戦争と 核兵器のない
平和の 実現を 願う 人は集まれ!

リメンバー ヒロシマ・ナガサキ
過ちは繰り返さない

リメンバー ヒロシマ・ナガサキ
人間に英知と愛があるなら
愛と平和 自由を 私たちにください

愛と平和 自由を 私たちにください
遠くとも 核なき世界を 目指して
手をつなぎ みんな歩きはじめよう

リメンバー ヒロシマ・ナガサキ
沈黙にさよならしよう

リメンバー ヒロシマ・ナガサキ
行動と勇気で生まれ変わろう
愛と平和 自由を 私たちにください 』

(JASRAC許諾)朝日新聞 広島・長崎の記憶より
※行の挿入は当ブログでしました。(元は改行だけで連続した表記)

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