『Sun Child』がニュースになってます。

国際的にも取り上げられて、BBC japanをはじめ、Gurdianの記事にまでなっています。
といっても、2012年3月から南茨木駅前に立っているあの子ではなく、同じ像が新たに、JR福島駅近くの公共施設『福島市子どもの夢を育む施設こむこむ館』の入口に設置されたため。


福島市の方々から、「線量計が000ってありえないだろ?」「なぜ防護服着てるんだ?」などなど、かなりの疑問の声があるようです。南茨木に設置された時と同じく、周辺住民にとっては突然だったのですね。



そう、南茨木にも、太陽の子は突然やってきた! 

事前案内はあったものの、なぜ南茨木への設置が決定されたかは解らないままやってきました。

福島市では今後の事については、アンケートを取って検討するとの事。でも、よほど多くの方々が反対しない限りは、免罪符になってしまうことだろう。モニュメント好きな人もあるから、「さあ何があっても負けないぞ!」という感じに受け取って、歓迎なさる方々もあるでしょう。いわば立体型のスローガンみたいなものとして。
*2018.8.29追記:大きな反対があって市長が撤去を決断されたとのことです。
<モニュメント問題>福島市長が早期撤去の方針表明 「賛否割れ、復興の象徴としての設置継続困難」

南茨木では6年間も駅前に立ってるうちに、親しみが湧いている人もあるだろう。福島の復興を祈念したものと聞いていたので、私も「どうぞ速やかに避難・復興が進みますように」と見るたびに心に思い浮かべていたのだけれど‥‥。ニュースを見ると、どうも福島市の方々は、南茨木に6年前からある事なんて、全くご存知ないと解ってガッカリ。

この巨大な像の設置のために駅前を整備して、かなりすっきりした事は良かったが、残念ながら樹木が減ってしまった。以前は夕刻、駅に帰ってくると、うるさいほどの鳥のさえずりが迎えてくれて、ああ帰ったなと思ったものだが、それがずいぶん少なくなったのは寂しい。

でも、南茨木では強い反対はないのはなぜだろうと、2つの像を比べると、ロケーションが違う事に気づく。南茨木では一応駅前広場に立っていて、好き嫌いは別として、青空の下に少年がきりっと立っているという印象なのに対して(見る角度にもよるが)、福島市の立地場所は建物の入り口で、大きな像がある事で狭く感じられるだろうと思う。もし今後も設置されるのなら、ぜひ遠く離れた南茨木にも双子がいて、大阪の人も、全国の人々も『福島を忘れない』と考えて欲しい。だがそう考える時に、この少年の防護服などが、現地の人に違和感があるのだろうと悲しく思います。

災害をテーマにして、そこに強い地縁のない作家が作品を創る事は、とても難しい事だと感じます。南茨木のサンチャイルドは、福島の方角を見て立っているらしいが、『ただ支援を目指して立ってますよ』というだけでは、被災地の方々には迷惑のほうが大きいかもしれない(涙)。

6月の北大阪地震で南茨木近辺にかなりの被害があったのは、「建てただけ、願うだけではダメだ。もっと防災について考えろ。」との警鐘かもしれない。

■南茨木駅前の工事を辿ってみます。
2011南茨木工事中尼信側@630
2011年秋:駅前ロータリーの整備工事

111009南茨木駅前遠景@630
2011年秋:駅前ロータリーの整備工事完成してきた

120224サンチャイルド12横側@630
2012年2月サンチャイルドがやってきた。

120224サンチャイルド47組立中@630
足場やクレーンを使って設置

120311サンチャイルド除幕の日01@500h
2012年3月11日除幕式

120311サンチャイルド除幕の日09
除幕式終了後の駅前風景。駅前ロータリーの樹木が1本になってしまった。

■2018年6月18日からは、駅内のカフェやスーパーなどが閉まったままです。
エレベーターは復旧していません。

■そして、福島市で設置後に、現地で拒否感がある事がニュースになって、
えーっこの像があることを被災地の方々は、全くご存知なかったの?と驚いた。
南茨木には6年も立っていて、通るたびに3.11を思い出すのにと・・。

参考:制作者 ヤノベケンジ氏について(Wikipedia)
   ヤノベ氏の作品 YANOBE KENJI ART WORKS
   ヤノベ氏のブログ Kenji Yanobe Supporters club

   

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