9月2日に万博記念公園で開催された、「こどもミュージアムフェスタ」に行きました。
どのトラックにも、微笑ましい絵が描かれていて、心が和みました。
このイベントの事を知ったのは、8月の「北摂ベンチャー研究会」での、「こどもミュージアムプロジェクト」についての発表でした。
「こどもミュージアムプロジェクトの活動を通して得られた大切なもの」
報告者:後藤昌代氏
(株式会社宮田運輸 国際CSV事業部:こどもミュージアムプロジェクト運営事務局)
◎こどもミュージアムプロジェクトは、高槻市の宮田運輸さんの、一つの交通事故をきっかけに始まったそうです。
事故に心を痛めた社長さんが、あるドライバーの運転席に飾られた、こどもさんの絵を見て、「ボディーに描いたらどうだろう!」と考えて、始められたそうです。
今ではその気持ちに共鳴する運送会社も、どんどん増加中!!
当日のイベントは、絵の展示も、ステージもある楽しい企画でした。
何より実際のトラックを見て、自然に涙が・・本当に感動しました。
大好きだった親戚が、小さい時に交通事故で亡くなった思い出が重なってしまいました。
子供達の書いた笑顔が、日本の町を明るくしてくれるのは間違いないですね。
万博記念公園の入口ゲートにも被害のあとがあり、痛々しい。
太陽の塔の右側を回ってお祭り広場へ
壮観ですね〜
一番泣かせられた絵
「待ってるよ、気をつけて帰ってきてね。」ジーンときます。
■以下は、先日東洋経済に掲載された記事の一部抜粋です。
【交通事故削減に「子供の描いた絵」が効くワケ】(竹原信夫)
”きっかけは2013年8月、宮田社長が社長に就任して1年後のことでした。自社のトラックがスクーターバイクと接触、死亡事故につながってしまったのです。
宮田社長は、もともとトラックが大好きで、父親の背中を見てトラック運転士になりたい、と思っていました。18歳で入社、文字どおり寝る間を惜しんで働いたそうです。そして2012年4月に4代目社長に就任し、さあこれからというときの交通事故でした。宮田社長は、どうすればこんな悲しい事故をなくせるだろうか、と夜も眠れないほど悩みました。
そんなある日、自社のトラックの運転席に子どもの絵が飾られているのを目にします。そのドライバーは、子どもの絵を見ていると優しい気持ちで運転できる、と教えてくれました。
そこで、「運転席だけでなく、みんなに見られるトラックのボディに、子どもたちの絵をラッピングしてみてはどうだろうか」というアイデアが浮かびました。早速試してみると、試乗したドライバーは、自分の子どもの絵が描かれたトラックなので自然と丁寧な運転になった、と報告してくれました。ラッピングしたトラックを見た周囲の人たちの評判も上々でした。
「見る人に優しい気持ちと笑顔を与え、一方で、絵を描いた子どもたちにも生きる力になっています」と宮田社長。社内に「こどもミュージアムプロジェクト」を立ち上げ、ドライバーの子どもや孫たちが描いた絵をトラックの後部ボディにラッピングする活動が開始されました。”
■このイベントは、今後も継続予定との事なので心強いです。
【関連サイト】
http://www.miyata-unyu.co.jp/(宮田運輸)
http://www.kodomo-museum.jp/(こどもミュージアムプロジェクト)
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